株式会社ギルギルタウンの存在意義

祇園 涼介

会社の代表を務める。
カバ好きが高じて商社勤務、ジーンズ屋を経てギルギルタウンへ。
最近は歯磨きのフォームを改良し、絶好調。自慢の大前歯が自己ベストを更新中。
好きなことは乗馬と旅行。

愛で駆動する会社をつくる——株式会社ギルギルタウンの存在意義

株式会社ギルギルタウンを設立して、もう4年が経った。
この会社が、この世に存在する意義について、今あらためて書きたいと思う。

“世界のメインストリームをリードし、成功と幸せを同時に実現する会社”

これが、ギルギルタウンが掲げる存在意義だ。
けれどこの言葉の奥には、「株式会社」という仕組みそのものに対する問いがある。

多くの会社が「売上」や「利益」を目的に掲げる。
お金は会社の血液であり、循環が止まれば死ぬ。
確かにそれは真実だ。だが、血液を作ること自体が生きる目的ではないように、お金を稼ぐことは会社が生きる理由にはならない。


会社とは「人間の集合体」だ

株式会社には“法人格”がある。
つまり、一人の人間と同じように「心」を持つことができる存在だということだ。

人間は誰かを幸せにするために生き、
その結果として自分も幸せになる。
だとすれば、会社もそうあるべきだ。
中にいる人が幸せを感じ、関わる人すべての喜びのために尽くす。
その集合体こそ、会社の理想形だと私は思う。

「便利な社会をつくるため」「会社を大きくするため」
そう言いながら、心も体も削って働く人たちを、私はたくさん見てきた。
それで本当に幸せなのか?
社会は確かに発展した。だが、人はその過程でどれほど壊れてきただろう。

そろそろ、次のステップに進む時だと思う。

幸せと成功は、決してトレードオフじゃない。
人は、自分の喜びのために、自ら選んでハードワークできる。
誰かに命じられてではなく、誰かの夢を一緒に叶えたいからこそ、全力を出せる。
そんなエネルギーで動く組織——それがギルギルタウンだ。


愛で駆動する会社を

私たちは、愛で駆動する会社をつくる。
成功のために歯を食いしばるのではなく、
仲間の夢を一緒に実現するために努力する。
その方がずっと美しく、ずっと強い。

そして、誰もが憧れる会社になるためには、
小さなままで終わってはいけない。
「世界のメインストリームをリードする」とは、
時代の中心を形づくるということだ。
その中心で働く人たちが幸せでなければ、意味がない。


俺たちの会社は、どのみち儲かる

なぜそう言い切れるのか。
それは、私の目の前にいる仲間たちを見ればわかる。
全員驚くほどの才能と情熱がある。そして何よりお互いの“信頼”がある。
だからこそ、儲けることなど目的にしてはいけない。

私たちはもっと遠くを見る。
500年先に何かを残すつもりで動く。
怒りや憎しみ、欲望のエネルギーではそんな距離は走りきれない。
長いマラソンを完走するには、もっと強いエネルギーを使うしかない。


時代をつくる

私たちは、次の時代をつくる。
“愛”をエンジンに、全員の“幸せ”を目指す企業が
新しいスタンダードになる時代を作らなければならない。

株式会社ギルギルタウンは、そのために存在している。
そして、ここにいる全員がその証明になる。

世界のメインストリームを牽引しながら、
成功と幸せを同時に実現する。
それは理想ではなく、
ギルギルタウンという「人間たち」が実際に生きて体現していく未来だ。