岡山県最大の石油貯蔵量を誇る横山石油株式会社のTV CM3連弾。
同社は長年にわたって県民の暮らしを支えるインフラ企業として地域に貢献してきた。毎年地元制作会社を中心に制作してきたテレビCMだが、今回は「これまでとは違う角度から、自社の存在意義をより強く伝えたい」という想いで東京のクリエイティブチーム・ギルギルタウンに制作を依頼。
ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS 2023 ファイナリスト作品。
クライアントの課題
「地域に根ざしながらも、インパクトのある新しい表現を」
- テレビCM枠の更新時期がきたが、いつもとは違う角度で新しい訴求がしたい
- エネルギー産業は社会生活に欠かせない一方で、日常的に意識される機会が少ない業界
- 「地域採用にもつながる強い印象を残す映像表現」を目指す
エネルギー産業は“あって当たり前”の存在だからこそ、いざという時に人々の暮らしを守る使命感や誇りを可視化することが課題だった。また、CMの刷新にあたってはブランド訴求だけでなく地域採用力の強化も意識。
その期待に応える形で、単なる企業広告を超えた「エネルギーの存在感」を形にする企画が求められた。
ソリューション
「3つの異なる視点で描く“エネルギーの本質」
単一のクリエイティブを1年間にわたって放映すると、初期のインパクトが徐々に薄れるリスクがある。
そこで今回はテレビCM枠の特性を活かし、「異なる切り口の3本構成」を採用。
週替わりのクリエイティブにより、“見飽きないブランド体験”で横山石油、ひいてはエネルギーの本質を多角的に表現する戦略をとった。
各作品では、それぞれのテーマを明確に定義:
- 「圧倒的供給力 編」
岡山県下最大の供給能力を誇るスケール感を、ダイナミックに表現。 - 「圧倒的供給力 編2」
“暮らしを支える伴走者”という視点から、泥臭くも信頼のできるパートナーであることを表現。 - 「圧倒的熱量 編」
情熱・使命感を主役に据え、エネルギーの本質を“人の熱”として伝える構成。
それぞれが独立した映像でありながら、3本を通して「社会を支える力」という一本のストーリーラインを形成。
クリエイティブ
成果
「視聴者からの強い反響と、採用活動への好影響」
多方面からのリアクションを獲得し、ブランドの認知・好感度の両面で成果を上げた。
放送開始後、地元企業・行政関係者・一般視聴者からSNSを通じた好意的な声が多数寄せられた。
また、企業の採用活動においても「CMを見て応募した」という声が増加し、応募率が向上。
さらに、広告業界でも高い評価を受け、ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSでファイナリストに選出。
地域密着型インフラ企業の広告として、“社会的存在価値を可視化するブランディング映像”の新たなモデルケースとなった。
制作体制
スタッフ
ECD:佐藤 亮太
C:佐藤 亮太
PM:佐藤 大樹
D:佐藤 亮太
Ed:佐藤 亮太
NA:畑耕平


